サラリーマン金太郎
[第10話]
12/12放送

大島元社長(柴俊夫)の側近に脇腹を刺された金太郎(永井大)は、依然、意識不明の重体で病院のベッドの中にいた。

大和会長(宇津井健)や黒川社長(古谷一行)が病院に駆けつける。美鈴(井上和香)に何があったかを尋ねるが、金太郎と約束をしていた美鈴が真相を話すことはなかった。

そのような中で、銀行からの貸付金返済期日が迫る…。

それから数日後、鷹司(細川茂樹)が椎名(南圭介)たちに連れ去られそうになる。大島元社長(柴俊夫)をクビにしたことを恨んでの犯行だったが、そこに金太郎が現れる。

金太郎は椎名たちを一喝すると、改めて大島に「一緒に仕事をしよう」と呼びかける。しかし、大島は金太郎の申し出を拒否する。その場にいた鷹司は、「大日本製鉄の正式合意は得ていない」と金太郎に告げ、その場から去っていった。

諦めない金太郎は、その足で鷹司のオフィスに向かう。金太郎は鷹司に頭を下げ、「アクアライン未来都市計画に協力させてほしい」と申し出るが、全然相手にしない。

そこへ大島が大日本製鉄社長・山下(長谷川初範)を連れてきた。そこの場で山下は、“未来都市計画”が、金太郎が持ち込んだ企画ということを認める。しかし、「ヤマト建設が抱える、銀行への三千億円融資返済について目処が立たない限り、話には乗れない」と言う。

それを聞いた鷹司は「ヤマト建設もおまえも、ついに終わりだ」と言い放った。落ち込む金太郎。それをあざ笑う鷹司…。

返済期日日。この危機を打破しようと、大和会長は鷹司の前に土下座する。そして「社員を解雇しないよう」頼んだ。まさにその時である。金太郎が会長室に入って来た。それも、加代(佐々木すみ江)を連れて…。

加代はその場で、自分が東京中央銀行に預けている200億円を、ヤマト建設が滞納している利子にあてると言い、さらに、新日本銀行が三千億円の債権を引き受け、ヤマト建設のメインバンクになるよう指示を出した。

加代の一言で、ヤマト建設の危機は回避されたのだ。

その後、金太郎と鷹司は屋上にいた。京子(青山倫子)は陰で事態を見守っている…。鷹司からあれほどヒドイ仕打ちを受けながらも、金太郎は「一緒にアクアライン未来都市計画を実現させよう」と鷹司を説得していた。

言葉ではらちがあかず、殴り合う2人。その後、お互いに笑顔で青空を見上げた…。

「広いなぁ、空って」。
「…ああ」。

金太郎と鷹司の気持ちがつながった…。

金太郎には次の仕事が待っていた。アフリカ・ナビリア共和国での開発事業をまとめるのが次の任務だった。

竜太(庄司龍成)は美鈴が預かり、2人は日本で金太郎の帰りを待つことに・・・。

港まで見送りに来た美鈴に、金太郎は、「ナビリアから戻ってきたら結婚しよう」と言った。
肯く美鈴・・・。

「行ってらっしゃい」。
「ああ、それじゃあ、行ってくるらあ!じゃあな!」。

汽笛の音に走り出す金太郎を、美鈴と竜太は笑顔で見送った。
頑張れ金太郎!また会おう、金太郎!! 【完】

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キャスト
矢島金太郎 / 永井大(ながいまさる)
大手建設会社・ヤマト建設に入社した新入社員。
過去に地方を取りまとめる暴走族“八州連合”のヘッドだった経歴の持つ。
妻を亡くしたことをきっかけに暴走族から足を洗い、亡き妻・明美の実家で漁師として日々を過ごしていた。
そんなある日、ヤマト建設の会長・大和守之助の命を救ったことがきっかけで、大手のヤマト建設に入社できることとなった金太郎。
サラリーマンになることなんて全く考えていなかったこの男が突然都会でスーツを着て働くことになれば当然トラブルはつきもの。
金太郎の周りで次々とトラブルが発生。果たして金太郎はピンチを乗り切ることができるのだろうか!?
末永美鈴 / 井上和香(いのうえわか)
銀座にお店を構える高級クラブ「ジャルダン」のママ。
この女性には数々の噂がある。二年前に亡くなった政界のドン・黒田征四郎の最後の女と言われており、政財界に強力なパイプを持っていると噂されている。
心が読めずに謎多き女だが、いつしか金太郎は彼女の魅力に引かれていってしまうのであった。
桜井京子 / 青山倫子(あおやまのりこ)
大島社長の秘書として働いている。
彼女が大島の下で働くようになったのは親の借金が原因だった。
事業の失敗により莫大な借金を作った親のためと、大島社長の言われるがままに日々の生活を送っている。
水木 衛 / 風見しんご(かざみしんご)
大手建設会社ヤマトの建設営業四課で働く課長。
外側も内側も見るからに気弱な性格。
毎日毎日自分がリストラされないか不安を抱えながら生活している。
前田一郎 / 菊池健一郎(きくちけんいちろう)
大手建設会社ヤマトの建設営業四課で働いている社員。
大学では空手部で活躍していた。
田中政子 / 小川奈那(おがわなな)
大手建設会社ヤマトの建設営業四課で働いている女性。
サバサバした性格だが美しい外見から人気があるとかないとか。
岩下 恵 / 安座間美優(あざまみゅう)
大手建設会社ヤマトの建設営業四課で働く女性。
佐野里佳子 / 塩山みさこ(しおやまみさこ)
大手建設会社ヤマトの建設営業四課で働く女性。
遠山真里菜 / 金田美香(かねだみか)
大手建設会社ヤマトの建設営業四課で働く女性。
性格はややぶりっこ!?
鷹司誠士 / 細川茂樹(ほそかわしげき)
元官僚で次期社長候補にと大島社長によってヤマト建設にヘッドハンティングされた。
頭がキレる男性で、エリートとしてのプライドも高い。
のちに金太郎に対して激しすぎるほどのライバル意識を持つようになる。
大島源造 / 柴俊夫(しばとしお)
ヤマト建設代表取締役社長。
建設官僚からの天下りで社長となったが、あまりの自己中ぶりに徐々に会長派と対立するようになる。
どうにかして黒川専務や大和会長を追い出そうと計画している模様。
黒川優作 / 古谷一行(ふるやいっこう)
大和建設の創業からヤマト一筋の建設専務。
会社に対して人一倍想い入れはあるのだが、大島社長との対立で退社の危機にさらされている。
大和守之助 / 宇津井健(うついけん)
ヤマト建設の創業者。
現在の役職はオーナー会長。
ある日、海で遭難しているところを金太郎に助けられ、金太郎をヤマトに入社させることにした張本人。
命の恩人である金太郎の人間性と無限の可能性に惚れ込んだ。

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