ソフトバンク･松中信彦が契約更改も､球界最大減俸で｢税金が払えない｣!?

ソフトバンクの松中信彦外野手が28日､福岡市内の球団事務所で代理人を伴って契約更改交渉に臨み2億減の2億円プラス出来高払いでサインした｡
2億円ダウンは同一球団の契約更改では2006年オフの古田敦也兼任監督の1億8000万円減を上回る球界史上最大の減俸｡
松中は会見で､
｢マックス落ちましたね･･･｣(スポーツ報知より)
と静かに語った｡

7年契約の5年目となる今季は右ひざの手術で出遅れ､出場はわずか79試合｡
成績も1999年にレギュラーの座をつかんで以来最低となる､打率.235､11本塁打､35点に終わった｡

交渉に同席した代理人の高橋博美弁護士は､
｢極端に言えば税金が払えないくらいのダウン｣(同)
と肩を落としたが､松中はある程度の覚悟が出来ていたようで､
｢プロは結果がすべて｡やってない時は落ちる｡チームに迷惑をかけたことは謝った｣(スポニチアネックスより)
と悔しさを押し殺すように淡々と話した｡

チームは今オフ､内川聖一をFAで獲得し､前オリックスのカブレラも入団が濃厚｡
松中はレギュラーの確約がない中でのスタートに､
｢今までの自分とは違う｡挑戦者としての体づくりをしたい｡これまでは開幕に合わせていたが､キャンプ､オープン戦で競争に勝たないといけない｣(同)
と決意を語り､4年ぶりとなる一塁守備にも取り組む意向を明らかにした｡

かつて三冠王を獲得し､WBCでも4番を務めた男も37歳｡
来季は野球人生を賭けた勝負の年となりそうだ｡

(2010年12月29日)

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