木村沙織が世界強豪国から味わった屈辱! 包囲網に対する苦悩、躍進までの軌跡!
ロンドン五輪出場枠を争う「ワールドカップバレー2011」で、上位3か国に与えられる五輪出場権は惜しくも逃したものの、強豪国アメリカ・ブラジルを下した日本女子バレーボール代表。立役者となった選手を一人挙げるなら、満場一致で木村沙織が選ばれるだろう。
名実共に日本代表の"エース"と称され、特にここ一番では竹下佳江のトスがおのずと木村沙織に集中。
全身にのしかかった重圧を、木村沙織はベストスコアラー(得点数)4位、ベストスパイカー(成功率)5位という結果で跳ね返した。
攻撃面のみならず、守備面のベストレシーバーでも佐野優子に次いで3位に。攻守に渡って木村沙織の活躍が目立った。
2003年、当時17歳で全日本代表に招集され、同年「ワールドカップバレー2003」に出場を果たし"スーパー女子高生"と将来を嘱望された彼女。
あれから7年、見事銅メダルを獲得した2010年の「世界バレー」では瞬時に相手コートの隙を見つけるスパイクテクニックで得点を重ね、チームに貢献。可愛らしい表情とは裏腹にエースの風格が漂っていた。
11月20日に放送されたTBS系『情熱大陸』は、「世界バレー」の活躍により世界各国が仕掛けた徹底対策から、今年の「ワールドカップバレー2011」に至るまで、木村沙織の苦難の日々を特集した。
"木村沙織包囲網"と呼ばれた対策法は、サーバーに木村沙織にボールを打ちレシーブをさせる手段。
レシーブとスパイクの二重で彼女を動かすことで、体力・集中力の消耗を狙っていたのだ。
彼女も自分が世界から厳しいマークを受けている事を重々承知した上で臨んだ、今年7月のブラジル遠征。
世界有数の強豪・ブラジルとの前哨戦ともいえる試合で、木村沙織が受けたのは"包囲網"のさらに上をいく対策術だった。
ブラジル側のサーバーは木村沙織にボールを集めようとしない。
しかし、彼女がスパイクを打とうとするならば、2枚の高いブロッカーが壁となり、スパイクを防いでいく。
攻撃の要となれず、なんと途中交代させられてしまった。
試合前、眞鍋政義監督から、「お前がエースだ」と直々に伝えられていただけに、ショックは大きい。
木村沙織は途中交代後、コメントで「全ての数字においてパウラとマリアーネ(※ブラジルのエース2人)には勝つように言われてたんですけど、ゲームの中で自分の思った通り出来なかった。」と述べた。
このまま木村沙織が機能しないようでは、「ワールドカップバレー2011」で大苦戦を強いられるのは確実。
そう感じた代表チームは、竹下佳江のトスの軌道を低くして、相手ブロックが2枚揃う前にスパイクを打つ作戦を企てる。
トスを上げてから1秒以内にスパイカーが打つ戦術だ。
中々タイミングが合わず、竹下佳江と呼吸を合わせることに苦労した。
世間から"天才"と賞賛されても、「ふーんって感じです。それで揺さぶられることもない」とあっさりした態度を取っていた木村沙織も、監督から「お前が崩れたら終りやぞ」と言われ続けたことでエースとして自覚を持ち始めたという。
そして迎えた「ワールドカップバレー2011」大会本番。前半戦でイタリア・中国に対し善戦はしたが敗北を喫する。
格下のアルジェリアやドミニカ共和国には安定した戦いっぷりで勝利するも、世界ランキングでは上回っているセルビアに0-3のストレート負け。
この時、明らかに木村沙織のスパイクはことごとく決まらなかった。トスの軌道を低くしたことで、助走の長さが短くなり、持ち味の隙を見つける判断力を活かせず、成功率が大幅に下がった。
日本代表チームは作戦を変更、急遽練習してきた低空トスを止め、従来の高い軌道でたっぷり助走をとる形に戻したのだ。
セルビア戦後、アメリカ・ブラジルを含む5連勝。コートにはどこか吹っ切れた木村沙織が、いつもより逞しく見えた。
立ちはだかる高い壁を、また一つ乗り越えた瞬間だった。
ロンドン五輪出場枠を懸けた日本代表選手達の戦いはまだまだ続く。
木村沙織が笑顔を絶やさずスパイクを決めている時が、まさに勝利の方程式だ。
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