フリーター､家を買う｡第3話あらすじ完全版

フリーター､家を買う｡

[第3話]

11/02放送

武誠治（二宮和也）の姉・永田亜矢子（井川遥）の息子・智也は、小学校の授業参観で“将来の夢”を「世界を救うヒーローになりたい」と発表した。それを聞いた亜矢子の姑・則子（鷲尾真知子）は、孫が「医者になりたい」と言わなかったことが不満。さっそく嫁いびりが始まる。

孫を連れて実家に帰ってきた亜矢子はさっそく愚痴をこぼした。父・誠一（竹中直人）は孫の顔をちょっと見たあと、すぐに外出してしまう。「逃げているね。お母さん（浅野温子）が病気になったから家に居たくないのよ」と亜矢子は言った。誠治は亜矢子から“母が鬱病になった本当の原因”について知らないかを尋ねられるが、誠治には思い当たることはなかった。

誠治は台所に置かれているゴミのことが気になっていた。先日、きちんとリサイクルしたのに袋の中に見覚えのないビンが入っていて、またゴミが戻されたのだ。「誰かにいたずらをされているんじゃないのかな」という誠治の言葉に、寿美子（浅野温子）は困った顔をするだけだった。誠治は原因を突き止めることにする。

ゴミ出しの日。誠治が2階の窓から集積所を監視していると、隣の家の西本が、誠治が分別して出したゴミにビンを混ぜているのを発見する。西本は近所の人たちに「リサイクルごみにビンが混ざっていた」と言いふらし、ゴミを誠治の家の前に戻しに来た。

それを誠治が寿美子に言うと、「私がいけないの。西本さんのせいじゃないわ」と言った。驚く誠治…。

その話を聞いた亜矢子は、10年位前から自分の家だけ町内会費を集金してもらえていない事があったり、近所でお葬式があっても知らされないことがあったりしたという。

医師にもそのことを話した。すると医師は「今の環境にストレスの原因があるとすれば、環境を変えてあげた方が良いと思います」と、引越しを勧めた。

ところが誠一にそのことを話しても「捨て金だ」と相手にしようとしない。その上、寿美子の病気についても「心が弱いからそんなことになるんだ」と吐き捨てたのだ。父は、母のことも、家のことも、無関心なのだ。「親父みたいなのが親かと思うと、情けなくて仕方ないよ」誠治は言った。

誠治は自分が小学校の頃に書いた作文を眺めていた。そこには“お父さんのようになりたい”と書いてあった。あんな親父でも尊敬していた頃があったんだなと、誠治は苦笑いする。

誠治は「母さん、ここ引っ越さない？すぐってわけにはいかないけど引っ越そう。金は俺が何とかするから。俺が家を買うから…」と寿美子に言う。

「フリーターでも、家を買ってやる！」誠治には大きな夢ができた。

12/21 第10話

12/14 第9話

12/07 第8話

11/30 第7話

11/23 第6話

11/16 第5話

11/09 第4話

11/02 第3話

10/26 第2話

10/19 第1話