スシ王子！第4話あらすじ完全版

スシ王子！

[第4話]

08/17放送

米寿司（堂本光一）は亡き父・船造（永澤俊矢）の大切な教えカンヌンキギダキ（神様が頂く分だけ）の心を忘れ、“づけの閻魔”こと北山鯛造（夏木陽介）から弟子入りを拒まれた。勝負は勝つことだけでなく、何をしたかが大切だということに気づいた司は「自然流気泡握指南書」に従い、今まで以上に修行に励む。旅館「はやし屋」の存続を賭けた「銀座一柳」の刺客、赤月真九郎（葛山信吾）との対決の準備は着々と進む。なかなか司を認めてくれない北山だったが、ある日きれいにする暇もなく汚れていた「北山鮨」の軽トラを心を込めて洗車する司の姿を見かけ司と「銀座一柳」の因縁について話しはじめる。
司の父・船造は「銀座一柳」で働いていた時に、総長・一柳銀次郎（若林豪）の一人娘・サヨリ（柏木由紀子）と恋に落ちた。そして二人は駆け落ちし、やがて生まれたのが司だったのだ。腹を立てた銀次郎は強引にサヨリを連れ戻し、寿司職人のコンクールで金賞を取った一柳鱒太郎（西村雅彦）と無理やり結婚させてしまう。それ以来サヨリは「銀座一柳」の奥座敷に幽閉されているのだ。
母に会いたい一心で「銀座一柳」にひとり乗り込もうとする司。しかし北山はまだ早いと司の力不足を指摘する。北山は宝である醤油“究極のむらさき”を司に託し、特訓を始めた。「はやし屋」の主人・林田カンパチ（酒井敏也）とその娘・ヒカリ（市川由衣）、北山の弟子の野呂山（松山幸次）にも協力をしてもらい、特訓の成果を見せはじめる司。しかし「はまや」の女将・浜野波路（秋山菜津子）が“究極のむらさき”に靴を投げ入れ死なせてしまい、司はピンチに立たされる。
ついに寿司対決３貫勝負の当日、司は「はやし屋」の存続だけでなく、自分自身の寿司職人としての生命もかけた勝負に出る。赤月は北山のものをはるかに上回る伝説の醤油“竜王山精華醸造”を使い、３貫とも満点を叩き出し司を追いつめる。追いつめられた司に地鶏“気仙沼コーチン16号”の産んだばかりの卵を届けた野呂山。最高の卵で丁寧に作られたギョクは見事満点を獲得。２貫目のフカヒレの握りもヒカリ、カンパチの協力を得て満点に。
そして、最後の一貫。司が握ったのは一見なんの変哲もないづけ握り。だが、実はづけに使った醤油に大きな秘密が隠されていた。「はまや」の女将によって台無しになってしまった“究極のむらさき”のかわりに、北山は司に幻の醤油“閻魔”を託していたのだ。50年で一壷しかできない“閻魔”で握られたづけ握りを食べた審査員は一様に衝撃を受け、この勝負、司の勝利に終わった。
次の日、いよいよ母・サヨリの元へと向かう司に北山から、東京に向かう前に勝浦の“巻きのジンベエ”に会って、巻き物の極意を覚えるよう忠告される。北山の読みでは最後の対戦相手は「飾り盛りの達人」になるという。北山の忠告を受けとめ、東京を目指しつつ、まずは勝浦へと向かう司であった。

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