CHANGE第4話あらすじ完全版

CHANGE

[第4話]

06/02放送

「国民目線」「国民を大切にします！」自分達と同じ目線の党首登場に、人々は感動し、若手議員をも巻き込んで総裁選では圧勝。ついに、朝倉啓太（木村拓哉）は日本政友党総裁となる。史上最年少の第92代内閣総理大臣誕生だ。

しかし、実際に総理大臣になってみると、それは大変な任務だということがわかる。トイレに行くにもSPが付く。何処に行くにも、必ずSPがくっついているのだ。そんな環境に窮屈感を覚える啓太。一方、“何も出来ないような新米議員総理大臣”の警護にSPも不満を持っていた。

一方、秘書の理香（深津絵里）も首席秘書官となるが、先輩の事務秘書官を4人も従えることになり、なんとも辛い立場となる。啓太の型破りな行動に対して、先輩事務秘書官から、理香は常にプレッシャーをかけられていた。

組閣に取りかからなければならない啓太だったが、まったく政界をわからず、前総務会長の神林（寺尾聰）に一切の組閣を任せてしまう。啓太は神林を信頼しているのだ。そんな暫定内閣案に、若手議員は「神林に操られ、言いなりになっている」と失望をし始める。

啓太には、各省から次々と総理の署名を求める文書が大量に持ち込まれた。分刻みのスケジュールのなか、理香は「所信表明演説の草案作りにも取りかからなくてはならないのだから、文書は読まずに署名するだけでいい」と言われる。しかし、ある章に啓太は目を奪われる…。それはダム建設による水クラゲ大量発生を訴える内容の文書だった。官僚が用意した書類には、「国は責任を認めず」「訴訟」「被害」といったことが書かれ、国民のほうを向いていないことが伝わってきたのだ。「この件は自分が納得のいくまでサインをしない」啓太は官僚にキッパリと話す。そのひと言で、啓太は官僚を敵に回してしまった。

官僚は、啓太の再調査を中止させ書類にサインさせるよう、神林に詰め寄った。官僚も外国政府も、実質的に権力は神林が握っていると思っていたからだ。神林自身も、啓太を自分の操り人形だと思っていた…。

神林はダム建設当時の環境大臣・小野田（中村敦夫）に「政府の非を認めないよう、総理を説得してほしい」と頭を下げる。小野田は神林の“影のドン”のような振る舞いに怒りを感じていたが、“政府が非を認めることの重大さ”を考え、啓太を説得に総理官邸へと出向く。

しかし小野田が目にしたのは、膨大な資料と必死で格闘し、真実を追い求めようとする啓太の姿だった。啓太の情熱と純粋に国民のことを思う姿勢に、小野田は自分の若かりし頃の姿を重ね合わる。小野田は啓太の説得を諦め、さらに、ダムと水クラゲの因果関係を解き明かすヒントを啓太に授ける…。

啓太の最も近くで警護を担当するSPや、啓太の健康管理を担当する医療担当者など、啓太を取り巻く人達は、その一生懸命な姿に好感を持つようになっていた。啓太の主席秘書官・理香もそのひとりだ…。

啓太の本当に国民のために働こうとする姿勢に、理香は腹を決める。指示通り動こうとしない先輩秘書官達に対して、「私が主席秘書官です！言うことを聞きなさい!!」と、キッパリ言い渡すのだった。

「神林さんは、見誤りましたね」小野田は微笑む。その理由がわからない啓太は、ヒントを与えてくれた小野田に感謝しつつも、呆然と小野田の顔を眺めるのだった。

国会議事堂で神林とすれ違った小野田は、啓太の説得に失敗したと告げた。そして「彼（啓太）は操り人形なんかではありませんよ」と微笑む。その頃、朝倉啓太総理大臣は、定例記者会見の席でダムと水クラゲ問題の因果関係を認める発言をしていた。国の責任を認め謝罪をすると言い切る、啓太。

そんな啓太を、理香は真っ直ぐに見つめていた。今まで、どの総理大臣も出来なかった決断を、啓太が行った瞬間だった。

記者会見を見ていた若手議員達は、「これは、官僚を敵に回したな！」と言いつつも、啓太を見直す。国民の内閣支持率は、ますます急上昇していった。

神林の思惑が、早くも崩れ始める…。

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