チーム･バチスタSP2011第7話あらすじ完全版

チーム･バチスタSP2011

[第7話]

05/18放送

誰もいないなか、遥（加藤あい）は、ひとり速水先生を告発する怪文書を作っていた。

ホストクラブのホスト・鈴木浩(八神蓮)が救急車で運ばれてきた。鈴木は、店での接客中に意識を失ったそうで、その症状から“急性アルコール中毒”と診断され、処置が施されることに…。しかし鈴木のひいきの客で、彼に付き添って病院にやってきた下村理沙子(末永遥)は、「そんなことはないはず」と言い張る。その日は酔い潰れる量の酒を飲んでいないというのだ。

遥が理沙子に鈴木との関係を尋ねる。確かに鈴木と理沙子は付き合っている仲だったが、それが恋人だからか、客だからなのか、理沙子自身にもわからないようだった。

相変わらず大変忙しい救命救急に、寺内昭三(でんでん)という男性が運ばれてくる。寺内は「腰が痛い」だけなのに「下っ端では相手にならない」と言うと、しきりに鴨志田の名前を出しては、対応するスタッフたちに横柄な態度をとっていた。

病院の経営を任された事務長は、三次救急を無くすことを検討していた。そのためには、まず速水を排除する必要がある。それを聞いた白鳥がたてつくと、病院長は「（速水は）血まみれ将軍ならぬ赤字まみれの将軍だ」と、病院長は吐き捨てた。

急性アルコール中毒の疑いで入院していた鈴木は、検査の結果「異常なし」ということで退院することになった。

わがままを言い放題の寺内は、相変わらず鴨志田の名前を出して威張っていた。そんな寺内に白鳥は接近する。寺内のベッドに近寄ると愛想よく世間話を始め、鴨居田に関する情報を聞き出そうしたが、美和に注意され、追い出されてしまう。

一方、退院した鈴木に異常行動が…。鈴木は理沙子が作った食事を食べた後、ベランダで外を眺めていたが、突然錯乱状態になり、ベランダから飛び降りようとしたのだ。ベランダの手すりを乗り越えようとする鈴木を理沙子は必死に止めた。再び救急車で病院に運ばれる鈴木。しかし今回は全くお酒を飲んでいないという…。
チーム・ジェネラルは、鈴木の症状から「違法薬物の可能性がある」と判断し、検査を行なうことにする。

救命救急は満床の状態だった。そこに急患の受け入れ要請が…。状況を確認した佐藤が「仕方がない、断ろう」と決断するが、速水は「受けろ」と指示する。さすがに佐藤が切れた。「いいかげんにしてください！全部が全部受け入れられるわけじゃありません！」と怒鳴る、佐藤。すると長谷川たちもやってきた。

「いいのぉ？佐藤まで怒らせちゃって」という白鳥。しかし、速水はメンバーのことをちゃんと評価していた。「本気で東城医大を捨てるつもりか？」と白鳥は問うが、速水は、ただ黙っているだけだった。

その後･･･。
佐藤が速水に謝りに来る。そのとき佐藤は「メディカル・アソートの件」や「患者名の入っていない検査データの件」について尋ねるが、速水の答えは相変わらず「別に」だけ…。その答えを聞いた佐藤は「俺をまだ信用できませんか？」と激高し、倒れてしまう。その様子を見ていたジェネラル・メンバーの怒りは爆発寸前だった。

薬物検査を行なうものの、鈴木から反応は出なかった。そこで応急処置として利尿剤と活性炭を使うことにする。速水は摂取物の特定を命じた。

理沙子が鈴木を見舞いに来るが、鈴木は理沙子をみるなりパニックを起こした。理沙子が毒を入れたと思い込んだのだ。遥の「彼女はあなたの恋人でしょ！」という問いに、鈴木は「こいつはただの客だ！」と吐き捨てた。その言葉に理沙子はショックを受けた。
鈴木が錯乱状態になる前に食べた物を知りたいということで、遥は理沙子に協力を求めると一緒にマンションへ出かけた。そこで遥は台所に置かれた野菜の入ったダンボールを見つける…。

田口（伊藤淳史）が一人のとき、長谷川が声をかけてきた。長谷川はチーム・ジェネラルの看護師と長谷川自身が、速水がメディカル・アソートから金を貰っているのを目撃したと言うのだ。長谷川は速水の顔を確認してはいないものの、その声から確信していると言う。
その時、隣の部屋で寝ていた白鳥が目の前に現れ、驚く田口と長谷川。もちろん白鳥は2人の話をバッチリ聞いていた。長谷川は「証言ならいつでもします」と言うと、部屋を出て行った。「速水みたいにまっとうな医者が一人でもいれば現場は大丈夫なんだろうと考えていたけど、あれほどの医者を変えてしまう、今の救命の現場ってなんだろうね･･･」白鳥は呟くのだった。

田口は長谷川からの情報を、直接速水に尋ねてみた。そした田口が「このままじゃ、チーム・ジェネラルは崩壊してしまいます！」と速水に投げかける。すると「それならいっそ壊してくれよ。白鳥には無理でも、田口先生になら潰せるかもな。俺を…」速水は静かに答えるのだった。

そこへ連絡が！鈴木の中毒の原因がわかったのだ。

鈴木の中毒の原因は、朝鮮朝顔という植物の根だった。鈴木の母親が“ごぼう”と間違えて、他の野菜と一緒にダンボールで送ってよこしたという。理沙子はごぼうが苦手だったので、それを食べなかったらしい。中毒の原因も判明し、体内から毒素も消えたので、鈴木は退院することに。
外で待っていた理沙子は、鈴木に部屋の鍵を返した。鈴木は、一度は理沙子から鍵を受け取るが、すぐに鍵を差し出すと、「これからは勅使河原聖也とじゃなく、鈴木浩とやり直してくれないか」と言った。理沙子は瞳に涙を浮かべて喜んだ。そして鈴木から鍵を受け取ると、2人で仲良く帰って行った。

2人が退院したあと、遥は自分が作成した“告発文書”をゴミ箱へ捨てた。しかし、そこへやってきた美和が…。

チーム・ジェネラルのメンバーと、田口、白鳥が事務長に呼ばれた。事務長は「速水を告発する文書が私宛に届いた」と公表する。それは遥が処分したはずの文書…。

田口は真っ先に白鳥を疑うが、白鳥は完全否定。「徹底的に事実を究明する」という事務長に、田口は究明委員会を開くことを提案した。

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