チーム･バチスタSP2011第10話あらすじ完全版

チーム･バチスタSP2011

[第10話]

06/08放送

寺内(でんでん)が死んだ。それも医療ミスに見せかけた殺人で――。殺害方法から医学の知識がある者の犯行と考えた白鳥(仲村トオル)は、真っ先に殺されていたことが発覚。警察の捜査に介入した救命チーム・ジェネラルのメンバーの犯行を疑う。
殺人ということで警察の捜査が開始された。病院にやってきた武田刑事は白鳥を見るなり「先生！」と声をかける。武田刑事は学生の頃、家庭教師のアルバイトをしていた白鳥から勉強を教えてもらっていたという…。こうして白鳥と田口(伊藤淳史)は、警察立会いのもとで事件を振り返ることにする…。

まず、寺内にオピオイドを投与したのは遥（加藤あい）だ。その後、弥生（浅見れいな）が寺内を泌尿器科につれて行った後、寺内の姿が消えた。それから1時間の間に、何者かによって殺人が行われたのだ。死因はオピオイドを投与ではなく、絞殺。オピオイドの操作で殺そうとしたがうまくいかなかったので、絞殺痕が残らないように首を絞めたのだ。

救急搬送の要請があったため、一旦、捜査は中断するものの、その後、救命チームは事情聴取を受ける。事情聴取によって、長谷川(戸次重幸)に犯行時間のアリバイがないことが分かった。また、速水(西島秀俊)は花房(白石美帆)も「打ち合わせで一緒にいた」と供述するもののそれを証明できなかった。「もし殺人犯が院内の人間だったら、この病院は終わりだ！」と事務長は騒いだ。そんななか、長谷川が意外な証言をする。寺内が誰かと電話で揉めていたというのだ。

白鳥と田口(伊藤淳史)も警察とは別に“事件”を調べる。すると救命チーム以外にも怪しい人がいることに白鳥が気づいた。事件のあった日に佐々木(堀部圭亮)が来院し、寺内を訪れていたらしいのだ。寺内が白鳥に「鴨志田(本田博太郎)の秘密」を告白しようと決めてからすぐに殺されたことから、白鳥はメディカルアソートの佐々木が怪しいとマークする。

白鳥たちは佐々木に話を聞こうとするが、出張中ということで連絡が取れない…。しかしその後、佐々木にはアリバイがあることが分かった。

次に、白鳥がマークしたのは長谷川だ。“速水先生を窮地に陥れるため殺人をしたのではないか”と睨んだのだ。しかし、長谷川にもアリバイがあった。その長谷川が「事件の前に、美和が寺内が発見された場所の近くを歩いていた」と証言する。そのとき速水はおらず、美和一人だったと言う。

白鳥たちが美和に話を聞くと、美和は「そのときはメディカル・アソートの人に資料をもらっていた」と釈明した。美和の話を聞いた白鳥は、美和の犯行もしくは美和と速水の共犯説を唱えた…。

救命チームは相変わらず仕事に奔走していたが、速水先生の様子がおかしい。そんな速水を、美和が心配そうに見つめた。

寺内の司法解剖が行われる。解剖には白鳥が立ち会うことになる。司法解剖が行われた寺内の腹部にはニキビの跡のようなものがあった。それを見た白鳥は何か気づいたようだ。

一方、寺内の実家を訪ねた田口は、彼の部屋に隠してあった大金を見つける。田口から知らせを聞いた白鳥もやってきた。ちょうどそのとき、書類が届く。書類には「この土地を鴨志田に売った」という旨の内容が書かれていた。何も聞いていない寺内の娘は大変驚いていた。そんななか、白鳥が土を持ち帰る…。

その頃、速水のもとに警察がやってくる。メディカル・アソートの佐々木が行方不明だそうなのだ。佐々木は重要参考人として指名手配になった。

白鳥は、さきほど寺内の実家から持ってきた土を科捜研で調べてもらっていた。すると白鳥が睨んだとおり、土からPCBが検出される。寺内の腹部にあったにきび痕は、この土壌汚染による慢性疾患だったのだ。寺内が白鳥たちに知らせたかったのはこの事――土壌汚染している土地にメディカル・アソートが病院を建設しようとしていることだった。それを話そうとして寺内は殺害されたのだ。

その頃、速水と佐々木が会っていた。佐々木は「おれが寺内さんを殺した」と速水に告白する。それを聞いた速水は…ナイフを取り出した。

救命センターに戻った田口。そこに救急搬送されてきたのは、なんと佐々木だった。さらに、速水も運ばれて来る…。

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