チーム・バチスタSP2011
[第12話]
06/22放送

「――佐々木を殺したのは俺だ!」そう言うと速水(西島秀俊)は意識を失った。速水の容態はかなり危険な状態で、そのまま心停止してしまう。何とか電気ショックで再び心臓は動くが、依然予断を許さない状態は変わりなかった。

白鳥の誘導尋問で、速水は美和(白石美帆)を、美和は速水を庇っていることがわかった。美和は現場で拾った速水が最近飲んでいる薬を白鳥に差し出した。調べてみると、それは喘息もちの速水が飲んでいた薬とそっくりに作られた“速水には劇薬になる成分が含まれた薬”だとわかる。
これで佐々木や寺内を殺した犯人が美和でも白鳥でもないことが分かった。では誰が…。

一方、速水が延命治療を拒否した。治療法も思いつかず落ち込む救命医療チーム。その時、看護部長が速水がジェネラルルージュと呼ばれるようになった理由を教えてくれた…。

遥(加藤あい)も巻き込まれた大火事で、まだ新米だった速水は次々と運ばれてくる重傷患者を前に弱気になっていた。そこで藤原(名取裕子)や花房が速水を叱咤激励した。「司令官が不安だと、みんなが動揺します!」と。美和は速水にルージュを渡し、速水は青ざめた唇をカムフラージュするように口紅を塗ったのだ。それから速水は「ジェネラルルージュ」と呼ばれるようになったのだ。

白鳥の説得もあって、速水は延命治療拒否を撤回。すべてを「チームジェネラル」に託すのだった。何とか速水を救おうと奮闘するチームジェネラルの面々…。

一方、MAHの建設計画のパーティで白鳥に問い詰められる鴨志田。しかし鴨志田は全ての罪を秘書の岡村に着せると、資財を投げ打ってでも土壌汚染を浄化し病院を建設すると約束するのだった。この発表に会場は拍手喝采で盛り上がった。

心停止に陥った速水も、チームジェネラルの手で救われた。化学療法と放射線で完治が臨めるようだった。

その後、速水の贈収賄の一件は、「正当な寄付」ということで一件落着する。速水は「キャンディ代を私的流用」を理由に病院長から「東城医大の系列病院で働くように」と命令される。じつはそこの病院には悪性リンパ腫の権威の先生がいるそうで、今回の辞令は病院長からの粋な計らいだったのだ。

「理想の医療」を目指す白鳥と速水。2人はお互いの志を確認する。

そんなとき、目の前で爆発事故が起きた。速水が忙しく指示を出すなか、白鳥は「僕は僕の仕事をしてくるよ」と走り去る。その姿を田口(伊藤淳史)が見送った…。

<終>

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04/06 第1話

キャスト
田口公平 / 伊藤淳史(いとうあつし)
東城大学医学部付属病院の特別愁訴外来担当医。
厚労省の変人官僚(仲村)とともに、連続不審死の謎を追っていく。
人の話を聞いて本心を引き出すのが得意。
白鳥圭輔 / 仲村トオル(なかむらとおる)
厚労省の変人官僚。
連続不審死の謎を追っている。
無神経な物言いで相手を激昂させ、深層心理を暴くエリート。
和泉遥 / 加藤あい(かとうあい)
田口(伊藤)の同僚。
男勝りで気が強く、自信家。
速水(西島)を信奉している。
花房美和 / 白石美帆(しらいしみほ)
真面目で隙が無い優等生タイプ。
速水の収賄の秘密を知る。
速水に好意を抱いている。
長谷川崇 / 戸次重幸(とつぎしげゆき)
速水に見込まれ、チームに。
速水のやり方について行けず、チームを離れたいと思っている。
速水晃一 / 西島秀俊(にしじまひでとし)
ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)と呼ばれる天才外科医。

栗山弥生 / 浅見れいな(あさみれいな)
花房(白石)の下で働いている救命の看護師。
滝沢秀樹 / 松坂桃李(まつざかとうり)
チーム・ジェネラルの一員。
学年をトップで卒業。
プライドが高い。
永山康友 / 足立理(あだちおさむ)
チーム・ジェネラルの一員。
自信不足で、突っ込まれるとすぐ慌てる。

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