ホカベン
[第1話]
04/16放送

「弱者を救いたい」そんな熱い志を胸に、司法研修を終えた新米弁護士・灯(上戸彩)が弁護士としての第一歩を最大手といわれるエムザ法律事務所で歩み出す。エムザのメインの顧客は、個人ではなく企業だったが、灯が自ら望んだ先は「プロボノ」と呼ばれるセクション。灯は自分の夢を叶えようと仕事への意欲に燃やしていた。

「プロボノ」とは公共の利益のために社会奉仕の業務。企業相手の高額報酬の案件ではなく、社会的、経済的に弱者である弱者の人々を守る活動をするセクション。もともとはなかったものだが、近年の世論の流れから、弁護士界では義務化され始めていた。

最大手法律事務所・エムザでは、所長の森岡(大杉漣)が、早くから「プロボノ」セクションを設置。灯はエムザに「プロボノセクション」があると知り、入所したのだった。


ところがいざ入社してみると、想像していたものとはかなり違っていた。プロボノセクションは弁護士・杉崎忠志(北村一輝)と弁護士をサポートする法律業務専門職・パラリーガルの倉木しおり(戸田菜穂)の2人だけ。

杉崎は最初の仕事を指示するが、灯りには杉崎の意図が理解できなかった。「弁護依頼を全て断わること」。灯は反発するが、その様子を見ていたしおりが、とりあえず、一件引き受けてもらうようアドバイスする。杉崎はしおりのアドバイスを了承するが、杉崎「自分は手伝わない」と宣言した。

灯にとって初めての弁護依頼は、享子(富田靖子)からの離婚問題だ。享子は娘の真希(石井萌々果)と家を出ていた。彼女は夫・和彦(阪田マサノブ)との離婚を切望している。灯は享子との弁護相談のなかで、和彦からDVを受けていることに気づく。「必ず勝てる!」実感した灯は享子に和彦を訴えることを提案する。

ところが和彦も弁護士を雇い、真希が「保護」されるために裁判所によって連れていかれてしまう。絶望した享子は、思い余って和彦を刺してしまう。

失意の灯に杉崎は「法律は武器だ。弁護士の役目はその武器使って勝つこと。和彦側の弁護士は法律という武器を使って、お前がもたもたしている間に“人身保護法”を使って先制攻撃を仕掛けてきただけだ!」と言い放った。

警察署で夫の殺人未遂で逮捕された享子と接見した灯は、今後の弁護方針をたてさせてほしいと享子に願い出る…。

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05/07 第4話


04/30 第3話


04/23 第2話


04/16 第1話

キャスト
堂本灯 / 上戸彩(うえとあや)
「弱者救済」を理想に掲げる新米弁護士。大・・・
杉崎忠志 / 北村一輝(きたむらかずき)
38歳。「エムザ総合法律事務所」に勤務す・・・
片瀬理一郎 / 加藤成亮(かとうしげあき)
灯と同期入所エムザ法律事務所の訴訟部門「・・・
倉木しおり / 戸田菜穂(とだなほ)
エムザ法律事務所のプロボノセクションでパ・・・
工藤怜子 / りょう(りょう)
エムザ法律事務所のバリスターセクション・・・・
堂本美代子 / かとうかず子(かとうかずこ)
灯の母親。夫を亡くし、保険外交員をしなが・・・
森岡哲夫 / 大杉蓮(おおすぎれん)
エムザ法律事務所の所長。弁護士。「弁護は・・・
吉川瑞穂 / 中山恵(なかやまめぐみ)
エムザ法律事務所バリスターセクションのパ・・・

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