ホカベン
[第4話]
今回、灯(上戸彩)が担当したのは、750万円もの借金を抱えた佐々木(黄川田将也)という男の相談だ。会社を辞めたばかりの上、借りた金を友人に持ち逃げされたと主張する佐々木。返す当てがなく、相談に来たのだ。「何とか、ローン会社に返済を待ってもらいたい!」佐々木の話しぶりに違和感を覚えながら、灯は「自己破産するよう提案」する。佐々木に返済は困難だとみたのだ。05/07放送
裁判所で認められ、裁判所の免責決定を受けた佐々木だったが、その佐々木が、弁護ミスだと騒いで再びエムザに現れ、「灯を出せ!」と事務所で騒ぎ出した。
事情を知った怜子(りょう)は、自分が佐々木の対応をする申し出る。その上で怜子は、灯に「同席しても、一切、口を開かないよう」に命じた。
佐々木の言い分はこうだ。警備会社に再就職しようとしたが、破産者ということから採用されなかった。自己破産をすると警備会社に就けないことを灯が説明しなかったので「弁護ミス」だと言うのだ。灯は怜子の命令に従えず、説明不足でしたと謝りの言葉を口走ってしまう。それを聞いた佐々木は慰謝料を要求してきたのだ。
報告を受けた森岡(大杉漣)と財津(篠井英介)は、灯の言動は「弁護過誤に繋がる」と厳しい。「自分には故意はなかった」と弁解を続ける灯だったが、森岡は杉崎(北村一輝)の監督責任まで口にした。「弁護過誤」は下手すれば辞職にまで追い込まれる重いものなのだ。この件については、怜子が担当することなり、灯は任を解かれた。
ところが、灯には佐々木から助けを求める電話が何度もかかるようになってくる。自己破産後、さらに高利貸しのサラ金から金を借りたのだ。その挙げ句、サラ金事務所に拉致されて、灯に助けを求めてきているのだ。
実は佐々木は夜の女に貢いでいた。「弁護過誤」「自己破産しても、弁護士がついていれば、サラ金は弁護士には手が出せない」など、法学部在学の、その女の入れ知恵だった。
サラ金から佐々木を救出した灯に。「やっぱり、弁護士には手を出せないんだ」と他人事のように言う佐々木。そんな佐々木の態度に、灯は「サラ金から大金をせしめて、シメシメですか?あんたなんかを弁護するために、私は弁護士になったわけじゃない!」と大声で叫んだ。心配してやってきた杉崎は、灯を保護する。
「杉崎さん、弁護士って何なのですか?私は分からなくなりました」灯の言葉に、杉崎は「そんなに簡単に分かってたまるか」と遠くを見ながら微笑むのだった。
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キャスト
堂本灯 / 上戸彩(うえとあや)「弱者救済」を理想に掲げる新米弁護士。大・・・
杉崎忠志 / 北村一輝(きたむらかずき)
38歳。「エムザ総合法律事務所」に勤務す・・・
片瀬理一郎 / 加藤成亮(かとうしげあき)
灯と同期入所エムザ法律事務所の訴訟部門「・・・
倉木しおり / 戸田菜穂(とだなほ)
エムザ法律事務所のプロボノセクションでパ・・・
工藤怜子 / りょう(りょう)
エムザ法律事務所のバリスターセクション・・・・
堂本美代子 / かとうかず子(かとうかずこ)
灯の母親。夫を亡くし、保険外交員をしなが・・・
森岡哲夫 / 大杉蓮(おおすぎれん)
エムザ法律事務所の所長。弁護士。「弁護は・・・
吉川瑞穂 / 中山恵(なかやまめぐみ)
エムザ法律事務所バリスターセクションのパ・・・
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