ホカベン
[第6話]
「バカ」「死ね」と落書きされ、カッターで切られた辞書を武史(桜田通)の机の中で見つけた灯(上戸彩)は、武史がいじめにあっていると思った。しかし調べてみると、その辞書は同級生・幸広(染谷将太)のものだった。直接、折本に事情を聞いた灯は、真面目な優等生と思われていた武史が、同級生達に陰湿で壮絶ないじめを繰り返していた実態を知る。さらに武史は、幸広ら2名の生徒が武史を溺れさせた事実をつかむのだ。05/21放送
一方、工藤(りょう)は、武史の父親・康彦(山崎一)ら家族が、学園を相手に高額の賠償請求の訴訟を準備していることを灯に告げた。裁判になれば灯の仕事はない。灯はこの案件から外され、また、学園側からも生徒達への事情調査をしている点を抗議された灯は、エムザ内でも孤立してしまう。
「このまま調査を続け、学園に、エムザに損害を与えれば、その責任は誰が取る?誰も堂本先生を助けない。エムザも…だ」森岡は灯を強く叱責する。落ち込む灯を陰で支え、勇気を与えたのは、灯と杉崎のパラリーガル・しおり(戸田菜穂)だった。
灯は志のまま、武史を溺れさせた2人に自首をすすめ、2人は自首をして事件は「いじめられた報復による殺人」と世間に知れ渡ることになったのだ。
その結果は、悲しいものだった。武史の両親は報道後、忽然と引っ越しをしてしまう。残された家には、投石や落書きの跡が生々しく残されていた。学園も、いじめ問題の露呈や殺人事件で信頼が失墜した。学園の信頼回復の為に、同僚の片瀬(加藤成亮)が弁護業務を引き続き担当していた。「私は、いったい誰を守ったのだろう…」灯に突きつけられた現実は、目をそらしたくなるほど厳しいものだった。
その頃、エムザでは灯に対する処分を決める会議が行われていた。今回、灯によってエムザが受けた被害は大きかった。シニアパートナーの財津(篠井英介)は、灯への解雇を提案する。そこで森岡(大杉漣)は、本件責任弁護士・工藤(りょう)に意見を求める。すると、工藤は、「解雇は、必要ないと思います」とキッパリ提言するのだった。森岡が下した灯への処遇は、思った以上に軽い「厳重注意」のみだった…。
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キャスト
堂本灯 / 上戸彩(うえとあや)「弱者救済」を理想に掲げる新米弁護士。大・・・
杉崎忠志 / 北村一輝(きたむらかずき)
38歳。「エムザ総合法律事務所」に勤務す・・・
片瀬理一郎 / 加藤成亮(かとうしげあき)
灯と同期入所エムザ法律事務所の訴訟部門「・・・
倉木しおり / 戸田菜穂(とだなほ)
エムザ法律事務所のプロボノセクションでパ・・・
工藤怜子 / りょう(りょう)
エムザ法律事務所のバリスターセクション・・・・
堂本美代子 / かとうかず子(かとうかずこ)
灯の母親。夫を亡くし、保険外交員をしなが・・・
森岡哲夫 / 大杉蓮(おおすぎれん)
エムザ法律事務所の所長。弁護士。「弁護は・・・
吉川瑞穂 / 中山恵(なかやまめぐみ)
エムザ法律事務所バリスターセクションのパ・・・
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