ホカベン
[第3話]
灯（上戸彩）の相談相手は、夫を少年に殺された千枝子（鈴木砂羽）という主婦だ。千枝子の夫・拓男（中嶋けんこう）は、駅のホームで１８歳の少年・徹（佐藤祐基）に、些細なことからで突き飛ばされ、壁に頭を打って死亡したのだ。04/30放送
事件後、徹の母親・友江（朝加真由美）と弁護士の大沢（田中哲司）が示談による解決を求めてきた。しかし、千枝子は夫の命をお金に換えたくないと言う。千枝子の望みは刑事事件にして徹に罪を償ってほしいのだ。
千枝子の意向を大沢に伝えに行った灯は、示談金の額が1000万円であることを告げられ、徹が書いたという反省文を手渡される。しかし、その内容を見た杉崎（北村一輝）やしおり（戸田菜穂）は、弁護士・大沢の指導で徹が無理矢理書かされたと断言する。しかし、杉崎はその反省文を使って、千枝子に「示談に応じるよう」説得しろと言うのだ。
その後、友江が灯の元を訪れ、1000万円の札束を取り出して灯に土下座をし、千枝子を説得してほしいと頼み込むが、千枝子は反省ではなく、償いをしてほしいと言いきった。
ところが検察は、徹を傷害致死で家裁送りにすると決定する。判例から見て、犯罪の前科ともならない保護処分になる可能性が高いというのだ。徹は少年法に守られており、前科も、刑罰も伴わない…。ショックを受ける灯に杉崎は「だから最初から示談をまとめればよかったのだ」と、冷たい。
その報告を千枝子に伝えると、千枝子は灯に自宅が競売にかけられていることを告げる。「旦那さんの想いを、家を残しませんか!?」灯の説得でようやく千枝子は示談を願い出た。
ところが、友江と弁護士の大沢は、示談には応じないという。示談にはタイミングがあり、「息子が少年院に入らないなら示談はしない」と友江は言うのだ。困った灯は杉崎に相談した。すると、「息子が少年院に入らないなら示談はしない」と友江が言ったということは、息子が少年院に入ることは覚悟していたということだと灯にアドバイスする。
灯は徹の過去を洗う。徹は高校時代に同級生を殴り怪我を負わせて退学していた。その時の示談で、保護責任者として母・は「徹が成人になるまでしっかりと監督責任を負う」と署名捺印をしていたのだ。この事実を元に、裁判所は両者に和解勧告をする。灯は初めて裁判に勝ったのだ。
和解金を取りに友江の家を訪れた灯は、そこで現実を見る。友江は和解金を用意するために家を売りに出していたのだ。灯はあらためて、裁判の、和解金の意味の、重さを実感するのだった。
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第1話
「弱者救済」を理想に掲げる新米弁護士。大手法律事務所に就職するものの、配属されたのは市民のよろず相談を扱う“日陰部署”。そこには弁護過誤をきっかけに一線から退いた上司がいるだけだ。クールな“ボス弁”と理想を追う“アヤベン”が対立を繰り返しながら、次第にお互いを認め合っていく。
38歳。「エムザ総合法律事務所」に勤務する、灯の指導役。
かつては有能で敏腕な熱血弁護士だったが、今はやる気を失ってしまっている。
「弱者を助けたい」と情熱を傾ける灯をハラハラしながら、対立しながら、見守っている。
過去に秘密を持っているようだ。
灯と同期入所エムザ法律事務所の訴訟部門「バリスターセクション」を担当する弁護士。
工藤怜子の下で働く。
祖父・父ともに弁護士という弁護士一家に生まれ育つ。
東大法学部在学中に司法試験に合格するという、超エリート。
エムザ法律事務所のプロボノセクションでパラリーガル（法律専門事務職）として働く。
灯と杉崎のサポート役。
杉崎に代わり、灯に基本的な弁護士業務を教えてくれる。
杉崎の弱みを握っているらしく強い。
エムザ法律事務所のバリスターセクション・リーダー弁護士。
民事訴訟のプロで、企業相手の弁護を主に扱っている。
エムザの看板弁護士。
昔は杉崎と同じ部署で同僚。
公私にわたり、杉崎とコンビを組んで業務にあたっていた。
灯の母親。夫を亡くし、保険外交員をしながら女手ひとつで灯を育ててきた。
やさしくも強い女性。のんびりとした性格。
弁護士として頑張る娘・灯を優しく見守っている。
趣味はダイエット!?
エムザ法律事務所の所長。弁護士。
「弁護はビジネス」と割り切っており、事務所を大きくするためなら手段を厭わないと方針だ。
欧米に習い、日本でプロボノセクションを設置した先駆けの人。
エムザ法律事務所バリスターセクションのパラリーガル（法律専門事務職）。
工藤や片瀬をサポートしている。
気取った感じがなく、話しやすいので人気者。
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6834131007Y41011
Blau
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