ホカベン
[第8話]
06/04放送

プロボノ廃止議論がエムザ法律事務所では広がっていた。なんとしても、それを阻止したい怜子(りょう)は、起死回生を図るため、灯(上戸彩)に「弁護士にとって最も難しい分野のひとつ」医療裁判を依頼する。

被害にあったのは、河合優子(今橋かつよ)。脳動脈瘤の手術を受けた優子は、その後、植物状態になってしまったのだ。家族は主治医で執刀医の藤木(三上市朗)が手術中に手術室を抜け出した噂を耳にする。そして、医療ミスを疑いエムザに相談したのだった。

家族からの話を聞いた灯と杉崎(北村一輝)は、優子のカルテと検査結果といった資料が必要と判断する。病院側の提示を求めるが拒否される。そこで、証拠隠滅や改ざんを阻止するため、裁判所に証拠保全を求める手続きする。

そんなある日、病院側から優子の退院要求が出る。医療ミスで訴訟を起こそうとしている優子の家族たちをけん制してきたのだ。藤木名医だ。医療ミスは証明できそうにない。証拠を突き止めようとする灯と杉崎は、カルテなどを分析、医療機関にも意見を求め、医療ミスにつながりそうな一文を発見する。

カルテとなどの資料を見た、別の脳外科医は「これはクリップを7回も止めなおしていることから起こった医療ミス。こんな手術をするのは、新人でしょう」と言われる。それを聞いた杉崎は、ミスを犯したのは藤木じゃなく別の医者ではないかと疑う。手術当日の記録を見ると、その中に新人の医者が一人、含まれていた。

じつは、名医・藤木が手術から抜けた時、新人医師が優子の手術を行っていたのだ。クリップを留めるミスも彼が行っていた。結局、新人医師が医療ミスを認め病院を辞めた。手術を抜けた藤木はそのまま病院に残るかたちとなった。灯は裁判に勝ち、優子の家族には8000万円の賠償が病院側から支払われた。

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キャスト
堂本灯 / 上戸彩(うえとあや)
「弱者救済」を理想に掲げる新米弁護士。大手法律事務所に就職するものの、配属されたのは市民のよろず相談を扱う“日陰部署”。そこには弁護過誤をきっかけに一線から退いた上司がいるだけだ。クールな“ボス弁”と理想を追う“アヤベン”が対立を繰り返しながら、次第にお互いを認め合っていく。

杉崎忠志 / 北村一輝(きたむらかずき)
38歳。「エムザ総合法律事務所」に勤務する、灯の指導役。
かつては有能で敏腕な熱血弁護士だったが、今はやる気を失ってしまっている。
「弱者を助けたい」と情熱を傾ける灯をハラハラしながら、対立しながら、見守っている。
過去に秘密を持っているようだ。
片瀬理一郎 / 加藤成亮(かとうしげあき)
灯と同期入所エムザ法律事務所の訴訟部門「バリスターセクション」を担当する弁護士。
工藤怜子の下で働く。
祖父・父ともに弁護士という弁護士一家に生まれ育つ。
東大法学部在学中に司法試験に合格するという、超エリート。
倉木しおり / 戸田菜穂(とだなほ)
エムザ法律事務所のプロボノセクションでパラリーガル(法律専門事務職)として働く。
灯と杉崎のサポート役。
杉崎に代わり、灯に基本的な弁護士業務を教えてくれる。
杉崎の弱みを握っているらしく強い。
工藤怜子 / りょう(りょう)
エムザ法律事務所のバリスターセクション・リーダー弁護士。
民事訴訟のプロで、企業相手の弁護を主に扱っている。
エムザの看板弁護士。
昔は杉崎と同じ部署で同僚。
公私にわたり、杉崎とコンビを組んで業務にあたっていた。
堂本美代子 / かとうかず子(かとうかずこ)
灯の母親。夫を亡くし、保険外交員をしながら女手ひとつで灯を育ててきた。
やさしくも強い女性。のんびりとした性格。
弁護士として頑張る娘・灯を優しく見守っている。
趣味はダイエット!?

森岡哲夫 / 大杉蓮(おおすぎれん)
エムザ法律事務所の所長。弁護士。
「弁護はビジネス」と割り切っており、事務所を大きくするためなら手段を厭わないと方針だ。
欧米に習い、日本でプロボノセクションを設置した先駆けの人。
吉川瑞穂 / 中山恵(なかやまめぐみ)
エムザ法律事務所バリスターセクションのパラリーガル(法律専門事務職)。
工藤や片瀬をサポートしている。
気取った感じがなく、話しやすいので人気者。

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